 | 東京タワー プレミアム・エディション B0003052WI
■Amazonエディターレビュー 青山のセレクトショップを経営する詩史は夫がいながら、友人の息子で20歳年下の透と付き合っていた。24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。一方、透の親友の耕二は、専業主婦の人妻・喜美子と不倫中。耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。 江國香織の同名小説を、TVドラマやドキュメンタリーの分野で活躍していた源孝志が演出。詩史と透は黒木瞳と岡田准一、耕二と喜美子は松本潤と寺島しのぶが演じている。ジャニーズゆえ、アイドルのイメージが強い岡田と松本だが、本作では濃厚なラブシーンも披露。ふたりの大胆な挑戦は一見の価値あり。あくまで寓話のような恋にひたる詩史と透、そして現実にもありそうな生々しい不倫にのめりこんでいく喜美子と耕二。ロマンティックな恋と、現実逃避の関係の怖さを見せつける恋、両極端の恋愛は、甘さと苦さを同時に感じさせる。(斎藤 香) |
 | 東京タワー 通常版 B0009FJN72
■Amazonエディターレビュー 青山のセレクトショップを経営する詩史は夫がいながら、友人の息子で20歳年下の透と付き合っていた。24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。一方、透の親友の耕二は、専業主婦の人妻・喜美子と不倫中。耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。 江國香織の同名小説を、TVドラマやドキュメンタリーの分野で活躍していた源孝志が演出。詩史と透は黒木瞳と岡田准一、耕二と喜美子は松本潤と寺島しのぶが演じている。ジャニーズゆえ、アイドルのイメージが強い岡田と松本だが、本作では濃厚なラブシーンも披露。ふたりの大胆な挑戦は一見の価値あり。あくまで寓話のような恋にひたる詩史と透、そして現実にもありそうな生々しい不倫にのめりこんでいく喜美子と耕二。ロマンティックな恋と、現実逃避の関係の怖さを見せつける恋、両極端の恋愛は、甘さと苦さを同時に感じさせる。(斎藤 香) |
 | 冬の運動会 B0009G3F1Q
|
 | 赤目四十八瀧心中未遂 B0007G8DLK
■Amazonエディターレビュー 人生に絶望し、尼崎へと流れ着いた青年・生島(大西瀧次郎)。焼き鳥屋で臓物を捌き、モツを刺しながら生きていた彼は、同じアパートに住む女・綾(寺島しのぶ)と知り合い、心と身体を通わせていく。やがて綾は「私をこの世の外へ連れてって」と与一を誘い、ふたりは赤目四十八瀧を登っていく…。 第119回直木賞を受賞した“最後の私小説作家”車谷長吉の同名小説を、『どついたるねん』などのプロデューサーとして知られ、『ファザーファッカー』で監督デビューを果たした荒戸源次郎が映画化。生と死、美と醜といった対比が陰影の濃い幻想的映像によって黙々とつづられていく。主演ふたりを含むキャストの個性を生かした作りになっているのもよく、日本映画ならではのじっくりした深みを感じされる力作になっている。寺島しのぶは本作と『ヴァイブレータ』の併せ技で、同年度の主演女優賞を総なめした。(増當竜也) |
 | ヴァイブレータ スペシャル・エディション B000219RCO
■Amazonエディターレビュー 自分の頭のなかに氾濫する“声”に悩まされ、アルコール依存症に陥っている31歳のルポライター玲(寺島しのぶ)は、コンビニで見かけた長距離トラック運転手の岡部(大森南朋)と関係を持ち、そのまま彼のトラックに乗り込んだ…。 『夢魔』『800』などの俊英監督・廣木隆一が行きずりの男女の恋の行方を描いたロードムービー。ストレスだらけの現代を生きるヒロインの心象が、セリフや字幕、選曲なども巧みに駆使して見事に表現されている。もちろん寺島しのぶの演技の素晴らしさも特筆ものであり、彼女は2003年の主演女優賞もしくは新人賞を総なめ。大森もキネマ旬報助演男優賞受賞の好演であった。廣木監督による、また新たな傑作の誕生。必見。(的田也寸志) |
 | クイール B0001A7D1S
■Amazonエディターレビュー 生まれて間もない子犬のクイールは、すぐに親元を離れてパピーウォーカー(香川照之&寺島しのぶ)のもとで1年間育てられ、そして盲導犬となるべく訓練センターでの生活を始め、多和田訓練士(椎名桔平)の訓練を受ける。やがて、盲導犬を断固拒否していた渡辺(小林薫)が、クイールのパートナーに決まったが……。 実話をもとに、1匹の盲導犬の生涯を描いた動物映画。『月はどっちに出ている』などで知られる崔洋一監督は「崔洋一のディズニー映画を観たい」との製作サイドの言葉に惹かれて演出を快諾したとのことだが、犬と人間を絶えず一緒の画面に入れるなどして犬と人間の自然な交流を見せこみながら、その奥では人間の都合で3度も別れを繰り返させられる1匹の犬の悲哀までをも巧まずして描出し、結果として彼は単なる愛玩映画の域を超え、生きとし生けるものの運命を奏であげた秀作を誕生させることに見事成功している。一見可愛らしくさわやかだが、その奥は哀しく、しかし生き物の血はいつも温かい。その意味でも、まさに崔映画ならではの卓抜した世界観に満ちた必見の作品である。(的田也寸志) |