 | 木更津キャッツアイ 5巻BOX B000066HMW
■Amazonエディターレビュー 演劇、映画、テレビをまたにかけて活躍する宮藤官九郎が脚本を書き下ろした、破天荒なのにたまらなくリリカルな青春群像劇。元高校球児のぶっさん(岡田准一)は、末期がんで余命半年の宣告を受ける。残された人生を悔いなく生きるために一大決心したぶっさんは、地元の野球チームのメンバーたちと怪盗団「キャッツアイ」を結成し、夜な夜な世のため人のため、木更津の街に繰り出すのだった…。 ぶっさんの命のタイムリミットという伏線が、暴走的な空騒ぎやハイパーな血なまぐさい抗争までもひたすら叙情的に映す。死について語りながら、みじんの暗さも感じさせない爽快感はこのドラマ最大の魅力。時間の巻き戻しや早送りを効果的に使ったストーリーテリングにも、計算されつくされたうまさが光る。(麻生結一) |
 | マンハッタン・ラブストーリー DVD-BOX B0000SYA9E
■Amazonエディターレビュー TV局のそばにある純喫茶「マンハッタン」を舞台に、そこに集う一風変わった人々の恋愛模様が、コーヒーにただならぬ愛情を捧げている店長(松岡昌宏)のモノローグとのマルチ構造で描かれる異色のラブ・コメディ。A、B、C、D、E、F、G、Hが名前の頭文字につく登場人物たちが、恋愛のバトンを次々に受け渡していく輪舞形式がとられているが、洪水の如き小ネタをはさみつつ、その大原則を微妙にいじりながらドラマをドライブさせていく手腕は実に見事で、特に伏線が効いてくる(もしくはご破算になっていく)後半にいっそう感心させられた。 『世界中がアイ・ラブ・ユー』もどきのミュージカル風な愛の告白シーンにしても、普段は寡黙な店長が猛ダッシュ後に天の声としてありがたい恋愛指南をするまとめぶりにしても、その定番が見事にハマって各話を楽しげに盛り上げてくれる。多彩な出演陣の絡みも見物だが、中でも船越英一郎が船越英一郎自身を演じているセルフパロディがガス抜き的におかしい。(麻生結一) |
 | 恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版) B0001X9D9A
■Amazonエディターレビュー 石で漫画を描く、自称・漫画芸術家の蒼木門は、バイト先でアニメおたくのコスプレOLの証恋乃と知り合う。彼女の家で飲んだ勢いでいい雰囲気になったが、恋乃にアニメのコスプレをさせられたり、アニメ歌手のファンの集いでいい感じになったが、酔っぱらって彼女の顔に吐いてしまうなど、なかなか結ばれないふたり。そんなことしているうちに門のバイト先の店長が恋乃にほれて、彼女を取り合う羽目に…。 「大人計画」の松尾スズキの監督デビュー作。門と恋乃のラブストーリーは、コスプレ好きのアニメおたく&誰にも理解されない漫画芸術家という風変わりな男女ゆえ、夢のようなラブストーリーの対極にあるけれど、主演の松田龍平と酒井若菜のはじけっぷりはキュート、演出はポップ、ジョークはブラックと、全編うれしい驚きの連続。松尾スズキの映画監督としての類まれなる才能に驚くこと必至だ。脇をしめる大竹しのぶ、平泉成、大竹まこと、田辺誠一、忌野清志郎も印象的。原作は羽生生純の同名漫画。(斎藤 香) |
 | きみはペット DVD-BOX B0000AM8G2
■Amazonエディターレビュー 恋に不器用なキャリアウーマンと、そんな彼女を傍らでペットとして癒し続ける将来を嘱望されているダンサーとの奇妙な関係を描いた不思議系ラブコメディ。大手新聞社で働く東大卒のクールビューティ・スミレ(小雪)はある日、マンションの前でダンボールの中に入った若者(松本潤)を拾う。昔飼っていた犬と同じ「モモ」という名前をつけ、スミレはその素性のわからない若者をペットとして飼うことになるのだが…。 若くてかわいい男の子をペットとして飼うのって、疲れた心に癒しを求める女性にとっては究極の理想形?! 気疲れするほどに出来る女を装おうとする外面と、モモの前では脱力しっぱなしのイライラ女ぶりとの対比が極端であればあるほどにかわいいスミレ役を、小雪がイメージのままに好演。スミレが引き起こす日常的な傷心には、笑って即、しみじみと共感させられることしばしば。とりわけ秀逸なのがスミレのモノローグで、女性の本音が散りばめられたその一言一言にはおかし味があふれている。恋人は優しいし、仕事は順調だし、何も不満はないのにチクチクとひっかかる何かを、昨日食べたさばの骨に例えるあたりに、ならではの言い回しのうまさが光る。(麻生結一) |
 | 木更津キャッツアイ 日本シリーズ B000093OOX
■Amazonエディターレビュー 余命半年を宣告された21歳のぶっさんだけど、あいかわらず元気イッパイ。草野球チームであり怪盗団でもある「木更津キャッツアイ」のメンバーとともに野球とビールを楽しむ日々。そんなある日、死んだはずの仲間オジーがよみがえり、そこから奇妙な出来事が…。 V6の岡田准一主演、宮藤官九郎脚本によるTVドラマ「木更津キャッツアイ」は、視聴率はイマイチだったが、DVD化されるや大人気。結果を見せてから、その経緯をつづっていく『ロック・ストック・スモーキング・バレルズ』を参考にしたという構成は、映画でもそのまま。ぶっさんの恋愛、亡くなったはずの仲間復活の謎、木更津ロックフェスティバル出演などのエピソードにニセ札事件がからみ、先の読めない展開にハラハラ、心憎いディテールの積み重ねにニヤリとさせる宮藤脚本が見事。岡田をはじめ、塚本高史、佐藤隆太、桜井翔、岡田義徳、酒井若菜などのイキイキとした演技も爽やかで好感度大。若者のエネルギーをスクリーンに叩きつけたエンタティメント青春映画の傑作だ。(斎藤 香) |
 | 恋の門 監督ちゃんコレクターズ・エディション B0007710RI
■Amazonエディターレビュー 石で漫画を描く、自称・漫画芸術家の蒼木門は、バイト先でアニメおたくのコスプレOLの証恋乃と知り合う。彼女の家で飲んだ勢いでいい雰囲気になったが、恋乃にアニメのコスプレをさせられたり、アニメ歌手のファンの集いでいい感じになったが、酔っぱらって彼女の顔に吐いてしまうなど、なかなか結ばれないふたり。そんなことしているうちに門のバイト先の店長が恋乃にほれて、彼女を取り合う羽目に…。 「大人計画」の松尾スズキの監督デビュー作。門と恋乃のラブストーリーは、コスプレ好きのアニメおたく&誰にも理解されない漫画芸術家という風変わりな男女ゆえ、夢のようなラブストーリーの対極にあるけれど、主演の松田龍平と酒井若菜のはじけっぷりはキュート、演出はポップ、ジョークはブラックと、全編うれしい驚きの連続。松尾スズキの映画監督としての類まれなる才能に驚くこと必至だ。脇をしめる大竹しのぶ、平泉成、大竹まこと、田辺誠一、忌野清志郎も印象的。原作は羽生生純の同名漫画。(斎藤 香) |
 | AV Queen’s 30人BOX B000219R2E
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 | 天使のたまご B00005G03F
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 | ホームドラマ! DVD-BOX B0001X9BO2
■Amazonエディターレビュー 最愛の人を旅先の事故で失ってしまった血のつながりのない老若男女たちが、擬似家族として生活を共にする中で心の傷を癒され、次第にそれぞれがかけがえのない存在へと変化していく様を描いた異色のホームドラマ。タイでのバスツアー中に発生した転落事故は、多くの死傷者を出す大惨事となった。3か月後、現地の慰霊祭で事故の生存者と家族を失った遺族の8人は再会する。彼らが一緒に食事をする姿は、店の人から見ればまるで本当の大家族のよう。新婚旅行中に妻・亜由美(岡本綾)を亡くした将吾(堂本剛)はそのひと時に癒さた思いから、みんなで一緒に暮らすことを提案する。最初は誰一人としてその提案を本気に取り合わなかったのだが……。 車窓から見える風景が美しければ美しいほどに、そのバス事故の悲惨さが痛切に胸に迫る第1回は力作中の力作。万引き癖がある宏樹(泉沢祐希)、チョコバーが手放せない光太(西洋亮)、バスへの恐怖心を消せない翔子(井上真央)、自殺未遂を犯す最年長の清一郎(田村高広)、女手一つで育て上げた2人の息子たちを失った映子(いしだあゆみ)、愛人である上司との旅行中だった仁美(酒井若菜)、家族がいたときには会社を休めなかった仕事人間も、家族がいなくなって即休職を言い渡されてしまう智彦(ユースケサンタマリア)、そして同乗したツアーコンダクターが夫であったまゆみ(紺野まひる)。悲劇的な過去を背負って生きていくしかない10歳から71歳までのそれぞれの登場人物たちが生活の中で織り成す悲喜交々は、そして本当の家族以上のきずなが培われていく過程は、せつなくもほのぼのとしていて優しさに満ちあふれている。 (麻生結一) |
 | 日テレジェニック’99 酒井若菜 Voices B00005H07W
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