シンプル・ビューティ 4344404637 幻冬舎
■Amazonエディターレビュー 19歳から26歳まで渡仏し、パリコレの舞台をはじめとしたさまざまなショーに出演。帰国後はファッション誌のグラビアやCM、ドラマなど多方面で活躍中の川原亜矢子が明かす「美しさの心得」がこの本。ファッションやスキンケア、メイクアップのちょっとした秘訣から、ライフスタイルのこだわりやメンタルケアの方法まで、川原亜矢子流の生活の楽しみ方が、73の項目にわたってつづられている。 そのすべてに共通するキーワードは、「自分らしいこと」、そして「心地よいこと」。ファッションでもメイクアップでも、自分の個性をよく理解し、本当に似合っていて、かつ身につけていて心地よいものだけを選ぶ大切さを繰り返し強調している。とはいえ、彼女自身、そういったものを選ぶ難しさを知っているところに親近感がわく。何度も買い物に失敗したエピソードや、たくさんの試着を繰り返して厳選する服の買い方など、雲の上の存在ではなく、あくまで普通の女性の視線をもっているところに好感がもてる。 しかし、彼女のライフスタイルは、きわめてストイックである。女性らしいエレガンスを身につけるための努力、内面を磨くための勉強など、自分を高めるための努力を怠らない。どんなに疲れていてもゆったりと入浴し、必ず朝食をとるといったことも、モデルという仕事柄とはいうものの、自分を大切にするための大事なポイントである。忙しさのあまり自分を構っていない女性にとって、この本はいい教訓になるはずだ。(朝倉真弓) |