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 | 鮫肌男と桃尻女 B00005HARC
■Amazonエディターレビュー 望月峯太郎の人気コミックを下敷に、膨大な絵コンテを描いて長編デビューに臨んだという、石井克人監督の気合いの入った快作だ。主人公は、組の大金を奪って逃げている男に、ひょんなことからその道連れとなった女。互いにワケありの即席カップルを、やはり奇人変人大集合の面々が、タガの外れた調子で追いかけ回す物語である。 観どころは、とにかく出てくる顔ぶれの濃さである。特にキレまくりの鶴見辰吾や、デヴィッド・リンチ的変態キャラの新境地を開いた島田洋八など、実にいい味を出している。それにも増して感銘を与えてくれるのが、殺し屋山田に扮する我修院達也だろう。年齢不詳の声やつながりマユ毛からして、インパクトは絶大。さらに腹話術人形のようなアクションも、観る者の心を揺さぶってやまない。小粋なエピローグも二重丸だ。(武内 誠) |
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