 | 私をスキーに連れてって B00009AV18
■Amazonエディターレビュー スキー用品メーカーに勤める文男は、冬のゲレンデでOLの優と出会い、恋に落ちる。しかし、2月14日に万座で行われるスキーブランド発表会の準備に忙殺され、優となかなか会えない文男。そこで発表会当日、文雄は優のために、ともに志賀へ行くことを選ぶのだが…。 流行の最先端を追う企画編集集団ホイチョイ・プロダクションの、第1回映画製作作品である。それまでの日本映画にはなかった軽やかで、ファッショナブルなラブストーリーを実現した。松任谷由実のヴォーカル曲の数々が、巧みにツボを押さえている。また、グッズにこだわる馬場康夫監督の演出も、当世若者のニーズにうまくこたえていた。この手の作品に不可欠ともいえるラブシーンをあえて描かなかったあたりも、センスを感じさせる。スキーウエア姿の原田知世がとても可愛い。(的田也寸志) |
 | 幻魔大戦 B00007BKQ9
■Amazonエディターレビュー 平井和正原作、石森章太郎作画のマンガ版、及び後に平井和正自身の手で執筆された大長編小説版の同題SF作品を原作に、角川映画のアニメーション大作として1983年に製作、公開された作品。 宇宙の果てから、あらゆる生命や文明を滅ぼそうとする者、幻魔が、地球が存在する銀河系へとついに押し寄せてくることを知らされたプリンセス・ルナ。地球、そして全宇宙を救うため、彼女はサイボーグ戦士ベガとともに、日本の高校生、東丈ら世界に散らばるサイオニクス戦士たちを集結させ、幻魔との決戦に挑む。 わずか135分の上映時間内で全20巻にもおよぶ膨大な原作の物語をうまく処理し切れていない感はあるにせよ、大友克洋のキャラデザインに、金田伊功による素晴らしいエフェクトは、今なお色褪せることはない。(田中 元) |
 | 彼女が水着にきがえたら B00009AUW0
■Amazonエディターレビュー スキューバダイビングが趣味のOL真理子は、湘南の海で宝探しの夢を追い続けている一行と知り合い、そのなかの1人、文男と恋に落ちていく。やがて財宝のありかがわかるが、同時に謎のギャング団が暗躍しはじめて…。 ホイチョイ・プロ製作による、おしゃれなトレンド青春映画第2弾。本作では、スキューバをはじめとするマリンスポーツの魅力をふんだんにとらえている。さらに、クライマックスではマリンアクション・シークエンスを用意するなど、一段と遊び心に満ち、またエンタテインメント志向を強めた作りになっている。前作のユーミンに代わり、音楽を担当するのはサザンオールスターズ。時の新人、織田裕二の出世作でもある。ウェットスーツ姿の原田知世は、やはり可愛い。(的田也寸志) |
 | 時をかける少女 B00005HRBL
■Amazonエディターレビュー ある土曜日の放課後、実験室で不思議なラベンダーの香りをかいで失神した、高校生の芳山和子。その日から、奇妙なタイムスリップ現象に襲われていく。少年ドラマシリーズ『タイムトラベラー』の原作としても知られる筒井康隆の同名小説が原作。映像の魔術師、大林宣彦監督が『転校生』に続き、故郷の尾道を舞台に映画化した。そして角川映画の秘蔵っ子、原田知世の記念すべき初主演映画として、今も語り継がれている名作ジュヴナイルSF作品である。 原田をはじめとする若者たちの初々しい演技が、さまざまなトリック映像と巧みにマッチし、思春期の清純な気持ちを映しだす。まさに大林マジックの真骨頂ともいえよう。エンドタイトルのカーテンコールもすばらしい。(的田也寸志) |
 | 末っ子長男姉三人 DVD-BOX ( 初回限定版 ) B0001501XU
■Amazonエディターレビュー 末っ子の長男と結婚して姉さん女房となったヒロインが、姑+小姑・姉三人と同居するはめになって大いに振り回されるも、その中で家族としてのきずなを培っていこうとする姿を描いたホームドラマ。ラジオ局に勤める30歳の春子(深津絵里)は、数合わせで呼ばれた合コンに5歳サバを読んで参加し、そこで出会った一郎(岡田准一)ととんとん拍子で結婚することに。条件だった一郎の母・里子(岸恵子)との同居は覚悟の上だったのだが、そこに姉3人も次々と出戻ってきて、思惑違いの新婚生活がはじまることになる。 定番のホームコメディのフォーマットながら、嫁姑のバトルなどは皆無。新婚夫婦、姑、小姑それぞれの言い分が程よくすくい上げられた台詞の掛け合いに妙があり、それこそがこのドラマの面白さになっている。見物は一郎の姉である長女の節子(賀来千香子)、次女の和子(原田知世)、三女の幸子(小雪)の三者三様が次々に繰り出すわがままぶりで、受けに回る深津絵里の翻弄演技も楽しい。また、まっさん(=さだまさし)の名曲群がドラマとリンクして使われているあたりも聞き物だ。(麻生結一) |
 | 落下する夕方 B000066O5V
■Amazonエディターレビュー 『幻の光』のプロデューサーとして知られる合津直枝の監督デビュー作で、江國香織の同名小説を原作に、現代女性の繊細の恋の行方を淡々と切なく綴っていく。同棲していた恋人の健吾(渡部篤郎)から別れ話を持ち込まれ、ひとりマンションに残されてしまったリカ(原田知世)。そんな彼女の元にある日、健吾を奪った張本人の華子(菅野美穂)が突然押しかけてきて、以来ふたりは一緒に暮らすことになり…。 女同士の不可思議な関係性が実に優しく切なく捉えられており、その中でヒロインが立ち直っていく過程が感動的。『時をかける少女』以来、ファンのイメージを損なうことなく大人の女優へと脱皮した原田知世の、新たなる代表作でもある。奔放な華子を演じた菅野美穂に嫌みが感じられないのも、演技派たる彼女ならではの味わいだろう。(的田也寸志) |
 | MUSCAT LIPS TOUR B0002ZEZ72
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 | 愛情物語 初回限定生産エディション B0002RN9MC
■Amazonエディターレビュー ミュージカルスターを夢見る孤児の少女・美帆(原田知世)は、毎年誕生日になると必ずバラの花を届けてくれる“あしながおじさん”に会うため、ひとり旅に出る…。 『時をかける少女』でデビューした原田知世の人気を決定づけるべく、時の角川映画の総帥・角川春樹が課香川次郎の同名小説を原作に、監督第2作として手がけた青春ヒロイン映画。彼の前作『汚れた英雄』のシンプルでストイックな構造とは真逆に、ここでは本格的ミュージカル・シーンに、旅の叙情性、さらにはホラー映画タッチのシークエンスなど、実に盛りだくさんでにぎやかなテイストとなっており、そこには未来を担う少女=原田知世を慈しみ育てようとする監督らスタッフの愛情が裏づけとなっている。また、彼女の旅につきそう謎の中年男性役・渡瀬恒彦の優しい存在感は、そんなスタッフの代弁者でもあるのだ。(的田也寸志) |
 | 原田知世ベスト・セレクションBOX B00008CH4L
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 | 天国にいちばん近い島 B00005HW77
■Amazonエディターレビュー 内気な少女の桂木万里は、亡き父が語っていた「天国にいちばん近い島」を探すべくニューカレドニア・ツアーに参加し、そこでさまざまなことを体験していく。森村桂の自伝的要素の強い同名小説を、大林宣彦監督、原田知世主演の『時をかける少女』コンビで映画化したのが本作だ。 オール・ニューカレドニア・ロケによる映像の美しさや、若き才人朝川朋之の、往年のハリウッド映画を思わせる音楽がすばらしい。また、ヒロインが現地で出会う人々がすべからく善意の持ち主であり、彼女の未来を祝福するかのようにふるまうのが面白い。これぞまさに、原田知世の未来を祝福しようとするスタッフの慈愛にほかならないだろう。余談だが、黒縁メガネの知世ちゃんは、とにもかくにもかわいい。(的田也寸志) |