 | 青い車 プレミアム・エディション B00095L686
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 | CASSHERN B0001A7D0O
■Amazonエディターレビュー そこはアメリカが存在しない世界。大東亜連邦共和国の遺伝子工学の権威・東博士(寺尾總)は人体のスペアパーツを可能とする新造人間の開発に勤しんでいたが、その結果生まれたブライ(唐沢寿明)は人類に宣戦布告。博士は、自分に逆らい戦場に赴いて戦死した息子・鉄也(伊勢谷友介)を新造人間としてよみがえらせた…。 吉田竜夫原作の名作SF-TVアニメを『SAKURAドロップス』など数々のPV演出で知られる紀里谷和明監督が、その独自のイマジネーションを駆使して映画化した話題作。ほぼ全編CGと実写の融合による世界観は、まさに新たな映像の時代を予感させるものがあるが、その一方で人肌の温もりがきちんと伝わる映画になっているのが嬉しい。原作アニメと設定の異なる部分も多いが、それらが原作に対するリスペクトを得ての結果であることは、シーンの端々にこめられた要素からおのずと理解でき、結果として原作に対するオマージュ感あふれる作品としても十分捉えることが出来る。悪の総帥ブライの悲しき美学にシンパシーをこめて、そこから全ての争いを否定していくストレートなメッセージ性も、実に潔いものがあった。(的田也寸志) |
 | アイデン & ティティ B00016ZLIE
■Amazonエディターレビュー ロックバンド、SPEED WAYは、人気バンドだったが、ギターの中島は自分の世界を貫くことと、売れることの違いに悩み苦しんでいた。そんなとき目の前にボブ・ディランにソックリの男が現れる。中島は彼に見つめられ、流されている自分を恥じるようになるが、それをきっかけに自分を取り戻していく。 みうらじゅんの原作漫画を『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』などの宮藤官九郎が脚色、俳優の田口トモロヲが演出した青春バンド映画。原作者自身、バンド経験があるゆえ、商業主義に巻き込まれ、自分を見失ってしまいそうになるミュージシャンたちの苦悩がリアルで興味深い。とはいえ、その苦悩を絶妙のユーモアとブレンドさせて親近感のわく作品に仕上げたのは、田口監督のセンスとこれ以上ないキャスティングの勝利。主演の峯田和伸の自分を取り繕うとしない素直なキャラは好感度大。また中村獅童、マギー、大森南朋、麻生久美子などが好演している。(斎藤 香) |
 | Jam Films 2 B00064X9P8
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 | Short Films デラックス版 B0000DJWPC
■Amazonエディターレビュー 中野裕之監督が『SFサムライ・フィクション』『SFステレオ・フューチャー』に続いてお届けするSFシリーズ第3弾。今回は彼がプロデュースしての短編映画集で、中野監督の『Return』『仲良きことは良き事かな』のほか、ミュージシャンのピエール瀧『県道スター』や俳優の安藤政信『アダージェット』、芹澤康久『ハナとオジサン』と、個性豊かな面々が監督を担当し、内容もコミカルなものからシリアスものまで幅広い。キャストも麻生久美子にシティボーイズ、ゲッツ板谷など、これまた個性豊か。 全体的にお仲間のお遊び的ムードが濃厚だが、そもそもハッピーなものを尊しとする中野ワールドなだけに、目くじらを立てても仕方がない。むしろ、この中から今後もっと本格的に映像演出をめざす者が出てきて新たな波を築き得るようなことにでもなれば、という可能性をのんびりと待ちたい気分ではある。(的田也寸志) |
 | カンゾー先生 B0001J0C8U
■Amazonエディターレビュー 戦時下の岡山県で「開業医は足だ」をモットーに診療を続ける赤城風雨(柄本明)は、どんな病気も肝臓炎と診断してしまう「カンゾー先生」と呼ばれる医者。「このままでは日本中に肝臓炎が蔓延し、国が壊滅してしまう」との危機感を抱いた彼は、診療の傍ら肝臓炎ウィルスの研究に精を出す。そんな折り看護婦として雇われているソノ子(麻生久美子)が、負傷した脱走兵・ピート(ジャック・ガンブラン)を診療所に匿ってしまう。 今村昌平監督の作品は人間の生き様を鋭く洞察するその視点から、やもすれば陰湿な作風になりがちだが、本作に関しては、からっとした爽快な作品に仕上がっており、戦時中という時代を生き抜いた人々の滑稽さと大らかさを巧みに描いている。イマヘイ監督、撮影当時72歳という年齢が信じられないほどの軽快な演出に加えて、「日本人全員の頭が肝臓炎になってしまう」といった鋭い社会批判まで盛り込む絶妙なバランスは、前作「うなぎ」から脚本に参加している、子息の天願大介の手腕も生かされていると見た。(斉藤守彦) |
 | ひまわり B000060N3M
■Amazonエディターレビュー ひとりの女性(麻生久美子)が海難事故で行方不明になり、遺体があがらないまま葬式が行われていく。そして、その場に集まった小学校時代の同級生や恋人などさまざまな若者たちが、次々と彼女との思い出を回想していくのだが…。 それぞれのキャラクターの記憶から、はじめ不確かだったひとりの女性の真実の姿が次第に紡ぎ出されていくという、ノスタルジックだが決してそこに溺れてはいない青春群像劇の佳作。そのみずみずしくもリリカルな語り口と、現代日本映画界若手個性派俳優たちの競演が見事にマッチ。『GO』で2001年度の映画賞を総なめした行定勲監督による劇場用映画第2作にして、初の公開作品(処女作『OPEN HOUSE』は2002年春現在、未公開)となった。(的田也寸志) |
 | 贅沢な骨 B000060N3N
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 | ステレオ・フューチャー B00005RV3G
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![eiko[エイコ]](http://images.amazon.com/images/P/B000657NM2.09._SCMZZZZZZZ_.jpg) | eiko[エイコ] B000657NM2
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