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 | 「みにくいあひるの子」だった私 4062106655 講談社
■Amazonエディターレビュー 女性誌やファッション誌の表紙を飾り、モデル、タレント、あるいはスキャンダルでメディアをにぎわす梅宮アンナが、初エッセイ『「みにくいあひるの子」だった私』を書き上げた。 有名俳優の父梅宮辰夫と、アメリカ人で元ファッションモデルの母を持つ華やかな生い立ちとは裏腹に、本書ではコンプレックスの塊だった幼少期からの28年間を赤裸々に告白している。 確かに、従来の暴露モノ的要素は盛りだくさんだ。気になる羽賀研二との破局、芸能人2世としての華やかな生活、トップモデルとしての仕事ぶりなど、女性週刊誌を読むのと同じ楽しさは十分に味わえる。 だが、この本の本当の魅力は、ひとりの女の子としての梅宮アンナが、「家族」「いじめ」「学校」そして「自立」をどう見つめながら成長していったかにある。 特に、ページの多くを割いている両親との軋轢(あつれき)に苦しむ姿は、親子の絆や家族の意味について問いかけている。いい意味でも悪い意味でも親が子どもに与える影響について、親の立場にある人にはぜひ読んでもらいところだ。 本書は「梅宮アンナのサクセスストーリー」ではない。ひとりの女性が否定し続けた「惨めな過去」を書くことで見つめ直し、いかに自分を肯定できるようになっていったか、その軌跡をたどるビルドゥングスロマンなのだ。(東海左由留) |
 | アンナ 愛の日記―梅宮アンナ 羽賀研二 4103262044 新潮社 |
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