 | タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」 B0007G8FLI
■Amazonエディターレビュー 『池袋ウエストゲートパーク』の長瀬智也と『木更津キャッツアイ』の岡田准一の竜虎にらみ合う共演に、脚本家・宮藤官九郎がしつらえた仕掛けは何と古典落語の世界!暴力団員の虎児(長瀬智也)は落語家の林屋亭どん兵衛(西田敏行)から借金を取り立てるはずが、どん兵衛の話芸に魅せられて弟子入りを決意。拒むどん兵衛に虎児が提案したのは、金の代わりに落語の芸を1個10万円で取り立てることだった。ところが虎児の話は自他共に認めるほどおもしろくない。見兼ねたどん兵衛は落語家としての将来を嘱望されていたにもかかわらず、現在は裏原宿でショップをやってる二男・竜二(岡田准一)を紹介する。 落語の演目「三枚起請」をモチーフに、洒落が効かないヤクザの世界を描くあたりのギャップもケッサクだが、笑いにではなくリリックに下げるあたりはまさにクドカン節の極みと言えよう。古典の廓話が、男を手玉に取るキャバクラ嬢・メグミ(伊東美咲)の登場によって踏襲されているあたりも真摯かつ粋でオツ。(麻生結一) |
 | 花とアリス 特別版 B0001AE1X6
■Amazonエディターレビュー 岩井俊二監督が、高校生たちの揺れ動く心情をリリカルで繊細なタッチでつづった青春ドラマ。ネットで配信した4つの短編が、長編作品として再構成された。あこがれの先輩を「記憶喪失」だと信じこませ、つき合い始める花と、彼女の親友アリス。3人の微妙な思いがもつれていく。 細かいカットで紡がれるオープニングから、花とアリスの自然な会話に引き込まれる。恋の成就のための無謀な嘘や、親友が恋敵になるといった一見ありふれた展開も、演じる鈴木杏と蒼井優の等身大の演技で、高校生の生き生きとした日常に転化。通学中のときめきや海辺のデート、バレエ教室での稽古風景などノスタルジックな映像に、岩井監督自身が作曲した音楽が絶妙にかぶさる。物語に感動するとか、興奮することはないが、観ていること自体が心地よく、知らぬ間に胸をヒリヒリさせる一篇。やはり岩井俊二はただ者ではない。(斉藤博昭) |
 | 花とアリス 通常版 B0002FQL4M
■Amazonエディターレビュー 岩井俊二監督が、高校生たちの揺れ動く心情をリリカルで繊細なタッチでつづった青春ドラマ。ネットで配信した4つの短編が、長編作品として再構成された。あこがれの先輩を「記憶喪失」だと信じこませ、つき合い始める花と、彼女の親友アリス。3人の微妙な思いがもつれていく。 細かいカットで紡がれるオープニングから、花とアリスの自然な会話に引き込まれる。恋の成就のための無謀な嘘や、親友が恋敵になるといった一見ありふれた展開も、演じる鈴木杏と蒼井優の等身大の演技で、高校生の生き生きとした日常に転化。通学中のときめきや海辺のデート、バレエ教室での稽古風景などノスタルジックな映像に、岩井監督自身が作曲した音楽が絶妙にかぶさる。物語に感動するとか、興奮することはないが、観ていること自体が心地よく、知らぬ間に胸をヒリヒリさせる一篇。やはり岩井俊二はただ者ではない。(斉藤博昭) |
 | 1980 B00024Z7O8
■Amazonエディターレビュー 劇団ナイロン100℃を主宰する人気演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチが初めて監督した映画。タイトル通り1980年を舞台に、三姉妹の恋愛模様や生活をポップに描いたコメディー。 主役のともさかりえは姉妹の次女で、アイドル歌手を突如引退し、姉(犬山犬子)の務める高校の教育実習生となるのだが、その惚れっぽい性格が騒動を巻き起こす。一方姉は亭主がノーパン喫茶に行ったことが許せなくて家を出る。また末っ子の妹(蒼井優)は、自主映画のためヌードになることを要求され迷う。演劇畑のケラ監督らしく、俳優たちに徹底したリハーサルを行った上で撮影。そろいもそろって唯我独尊的な性格である女性キャラたちの個性がぶつかりあい、そこに1980年というプラスチックな時代のディテイル描写が加わることで、一種の非現実世界が形成されている。騒動の末、ラストを飾る三姉妹の表情は、ウディ・アレンの「インテリア」を意識したか。(斉藤守彦) |
 | 害虫 スペシャル・エディション B000068WAP
■Amazonエディターレビュー 母親の自殺未遂の後、不登校になってしまった中学1年生のサチ子(宮崎あおい)は、街をぶらついては浮浪者たちと仲良くなっていき、そして小学校時代に恋愛関係にあった担任の先生に、自分の胸の内を書きつづっていく…。 『月光の囁き』『どこまでもいこう』などで注目された塩田明彦監督が、中学生少女の複雑な内面に迫る野心的青春映画。いわゆる美少女を愛でるような、男の幻想的視点から描かれた作品ではなく、自ら“害虫”の道を選んだ上で日常社会と向き合おうとする少女のたくましい姿をリアルにとらえた秀作である。どこか心に傷を負った者たちが多数登場しつつ、誰も傷をなめあおうとはしない非情な世界観の中、自分を気遣う優等生の家に火炎瓶を投げ込んでしまう少女の行動は、もはや理屈を超えたリアリティに満ちあふれており、観る者はただただ呆然とするしかない。(的田也寸志) |
 | TRILOGIA B0007WZZ74
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 | 一番大切なデート 東京の空・上海の夢 B000666QII
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 | 偶然にも最悪な少年 B00013YV5Q
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 | blue B00006G8UU
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 | MAKING of 鉄人28号 B00078RSZK
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