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■Amazonエディターレビュー カバー・アルバムというもの自体がオリジナルの枯渇を暗に示してしまうような時代に、つじあやのはまったく意義を異にする渾身の作品を作り上げた。再度、ウクレレと向きあいたいという動機から実現した弾き語りは、地元京都でのフィールド・レコーディング。中でも実家の自室で使いこんだラジカセに一発録りした「Swallowtail Buttefly〜あいのうた〜」で聴かせる危うさやもろさは、従来にない魅力の発見だ。 〔kyoto side〕と対を成すディスク1〔tokyo side〕は、プロミュージシャンとしてアレンジの腕を磨いた彼女の力量がうかがえる出来。ASA-CHANGらアクの強い面々と、セルフ・プロデュースで完成した「黄金の月」が1曲目に配されている辺りにもこの作品の意義と意志を感じる。(石角友香) |