 | 冷静と情熱のあいだ B0000A4HTI
■Amazonエディターレビュー イタリアで、美術絵画の修復師の修行中の順正は、この地でかつての恋人あおいに再会する。彼女とやり直したいと願う彼だが、あおいには裕福な恋人と打ち込める仕事があり、彼の入る余地はなかった。そんなときアトリエで事件が起こる…。 辻仁成と江國香織が、ひとつの恋愛を男女それぞれの視点でつづった原作を、TVドラマ界の人気監督・中江巧が演出。竹野内豊、ケリー・チャンという美男美女の主演、フィレンツェ、ミラノのロケなど、美にこだわったビジュアルが、悲恋を大いに盛りあげる。竹野内があおいとの過去、アトリエでの事件などに苦悩する主人公を表情豊かに演じている。また順正の恋人を演じた篠原涼子が、彼への熱い思いをほとばしらせる熱演を見せており、一見の価値ありだ。(斎藤 香) |
 | 眠れる森 DVD-BOX B0006JJW5E
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 | 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! B00008WJ2I
■Amazonエディターレビュー いまや一大観光地と化した東京・お台場で連続殺人事件が発生。青島(織田裕二)ら湾岸署の面々は、警視庁から赴いた沖田仁美(真矢みき)の指揮下に入り、捜査を進めることになるが、所轄を手駒としか扱わない彼女のやり方に署員は反発するが…。 TVから映画へと移行して、大ヒットを記録した刑事シリーズ、ファン待望の第2弾。各シーンごとの設定やキャラの心情などがその場のインパクト重視のものとなっており、映画として全体的な繋がりに欠けている感はあるが、キャストが久々に我が家に帰ってきたようなくつろぎ感の中、2時間20分ほどの長尺をまったく退屈させることなくスピーディな演出で攻める本広克行監督の力量は認めていい。スリー・アミーゴスが繰り広げるポイント・ギャグは、今回も快調。(的田也寸志) |
 | ホームドラマ! DVD-BOX B0001X9BO2
■Amazonエディターレビュー 最愛の人を旅先の事故で失ってしまった血のつながりのない老若男女たちが、擬似家族として生活を共にする中で心の傷を癒され、次第にそれぞれがかけがえのない存在へと変化していく様を描いた異色のホームドラマ。タイでのバスツアー中に発生した転落事故は、多くの死傷者を出す大惨事となった。3か月後、現地の慰霊祭で事故の生存者と家族を失った遺族の8人は再会する。彼らが一緒に食事をする姿は、店の人から見ればまるで本当の大家族のよう。新婚旅行中に妻・亜由美(岡本綾)を亡くした将吾(堂本剛)はそのひと時に癒さた思いから、みんなで一緒に暮らすことを提案する。最初は誰一人としてその提案を本気に取り合わなかったのだが……。 車窓から見える風景が美しければ美しいほどに、そのバス事故の悲惨さが痛切に胸に迫る第1回は力作中の力作。万引き癖がある宏樹(泉沢祐希)、チョコバーが手放せない光太(西洋亮)、バスへの恐怖心を消せない翔子(井上真央)、自殺未遂を犯す最年長の清一郎(田村高広)、女手一つで育て上げた2人の息子たちを失った映子(いしだあゆみ)、愛人である上司との旅行中だった仁美(酒井若菜)、家族がいたときには会社を休めなかった仕事人間も、家族がいなくなって即休職を言い渡されてしまう智彦(ユースケサンタマリア)、そして同乗したツアーコンダクターが夫であったまゆみ(紺野まひる)。悲劇的な過去を背負って生きていくしかない10歳から71歳までのそれぞれの登場人物たちが生活の中で織り成す悲喜交々は、そして本当の家族以上のきずなが培われていく過程は、せつなくもほのぼのとしていて優しさに満ちあふれている。 (麻生結一) |
 | ナンバーワン B0006TPH62
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 | ドント・トラスト・オーバー30 B0000DJWI7
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 | いま何待ち? ボックスセット B00009YNJD
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 | さよなら小津先生 6 B000065BC9
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 | 踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 B0001LNKUU
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 | アルジャーノンに花束を DVD-BOX B00008BDIZ
■Amazonエディターレビュー ダニエル・キイスの世界的ベストセラーが、設定を日本に置き換えてドラマ化された話題作。先天性の知的障害を持つハル(ユースケ・サンタマリア)は、幼いころに預けられたパン屋で働きながら、夜間学校に通っている。そんなハルに知能回復手術を受ける機会がめぐってきたことで、彼を取り巻く周囲のすべてが激変することになるのだった…。 手術によって天才になったハルの苦悩する様の高まりとともに、ドラマの切実度もアップしていく。1966年に書かれた原作との時代感のズレからか、ファンタジーとしては成り立つ話も、リアリズムとしては納得いかなくなるところもしばしば見受けられるが、ハルに扮するユースケサンタマリアは心理的な内面演技に凄みをみせて、幸福とは何かとの問いを痛切に体現している。ジェニファー・ウォーンズの歌声がやさしく響く主題歌も、このピュア・ストーリーにはピッタリだ。(麻生結一) |